今週は非常勤講師をしている歯科大学で学生実習のお手伝いをしてきました。その日はクラウンやブリッジを製作するときに使用する、咬合器という顎の動きを再現する器具の調節法と歯列模型の咬合調整、そしてクラウンの機能的なワックスアップでした。近年歯科技工は歯科技工士という専門職の方が製作することが多いのですが、技工指示を出すのは歯科医師であり、口腔内に装着した時に生体に違和感なく調和するよう適切に調整できなければ、顎関節症を引き起こすこともあり、噛み合わせについて学習することは大変重要な事項です。実際の臨床に近い内容でしたので、学生さんたちも真剣に取り組んでいました。未来の歯科医師たちがんばれ!