7月21日-22日に第26回日本歯科色彩学会総会・学術大会が柏の葉カンファレンスセンターにて開催されました。院長は「TRIOS3を用いたデジタルデンティストリー」と題したランチョンセミナーの講師を務めさせていただきました。
インダストリー4.0とかIOTという言葉を聞いたことがある方もいらっしゃると思います。デジタル化による生産性の向上を図るというドイツの国家プロジェクトは、いまや世界的な流れとなり、日本もその例外ではありません。歯科においても同様で、CAD/CAMでジルコニアのクラウンを削り出したり、3Dプリンタで金属床義歯のフレームを製作できるようになってきました。これまでもセレックという有名なシステムがありましたが、精度的にもう少しという気持ちがあり、これまで導入を控えてきました。昨年、日本でも認可が下りた口腔内スキャナーTRIOS3は精度やスピードどれをとっても現状では最も優れたシステムといえるでしょう。光学印象といって型取り材なしで、専用のデジタルカメラで型を採り、デジタルデータをもとにクラウンを製作します。当院は認可と同時に導入しました。インプラントにおいてもガイデッドサージェリーという正確な埋入法のために、これまでは2回のCT撮影をする必要がありましたが、口腔内スキャナーを併用することで、1回の撮影で済むようになりましたので患者さんにとってもメリットが大きいと思います。そのような講演をしてきました。少子高齢化で人手不足の日本でもこれから普及が予想される最先端の治療法です。
第26回日本歯科色彩学会学術大会で講演をしました。
2018.12.22更新