世界で最も権威あるインプラントの学会の一つ、ITIの機関誌13巻2号2017年の中のITIワールドシンポジウムのハイライトに私たちのインプラントグループが掲載されました。昨年のEAOに続く掲載に、感激もひとしおです。朝早くからのモーニングセッションから夜遅くまで、期間中は休む間もなく貴重な講演がなされました。その一コマが掲載の写真です。
当院で開院以来20年以上にわたって採用しているストローマンインプラントがメインの学会ですが、さまざまのインプラントがある中で、一貫して科学的根拠に基づいた治療法を開発し、採用し続けてきたため、現在では世界で最も信頼性のあるインプラントの評価を受けています。
掲載されたのは、チューリッヒ大学のヘンメル教授のデジタル化への「鍵」のコーナーで、まさに世界の最先端技術の部分です。当院でもデジタル印象の3Shape社のTRIOS3を認可と同時に採用しています。
長期的な成功結果は、当然ながら、適切な治療計画から始まります。デジタル技術の進歩により、利用可能な骨量、主な解剖学的特徴、最適な歯牙とそれに付随するインプラントの位置といった重要な計画要素はすべて、デジタル技術技術を利用して評価・計画できるようになって、誤差が削減されることをハーバード大学のガルッシ先生も述べられていました。
デジタル化でこれまでのアナログ技術がすべて置き換わることにはならないと思いますが、患者さんの侵襲を少なくして、正確に確実にインプラントができる時代になってきたことを痛感した次第です。